2017年12月7日木曜日

『テクニカル分析』は本当にオカルトなのか?

西暦1602年、
オランダで「相場」という概念が
生まれたばかりの時代、

「テクニカル分析」はオカルト扱い
されていたことはご存知でしょうか。

コロンブスが活躍した大航海の時代、
『東インド会社』は、

絹や香料などを買い付けて
帰還に成功すれば、
出資した企業に「出資額」
に応じた配当を渡していました。

しかし、
絹や香料などを積んだ船が
嵐に遭って沈んだり、

海賊に襲われたりした場合などは
大きな損失を出してしまいます。

無事帰還すれば一攫千金、
失敗すれば大損失の賭けだったのです。

この時代に「テクニカル分析」自体が
存在しなかったわけではないのですが、
相場に参加した富裕層たちは

「あの船には最新の装備が搭載されている」
「近く海域にいる海賊の勢力が弱まったらしい」etc.

ファンダメンタル分析だけを信じ、
テクニカル分析を用いる投資家は
「オカルト野郎」扱いをされていたそうです。


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ところが、

時代が少し進んで西暦1730年、
日本の「米相場」時代に突入すると
状況は一変し、

逆にテクニカル分析の研究が
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盛んに行われるようになります。
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かの有名な「酒田五法」を開発した『本間宗久』は、
今も利用される数々の実践的なテクニカルトレードを
生み出した、伝説の豪農として知られています。

生まれた頃は誰も信じていなかった
「テクニカル分析」は時代とともに磨かれ、

人類にとっての強力な武器となっていったのです。

まさに『進化』そのものだと思いませんか?


体格では大きく劣る「人類」が、
古代の野生動物を狩猟できたのは
唯一「武器」を扱える種族だったため。

これが、武器を禁止された戦いでは、
人類は猫と同程度の戦闘力しか持たないそうです。

それだけ「武器」は強力で、
人類は貧弱ということですね……


つまり、
何が言いたいかというと、

現代において強力な「武器」として
認識されている「テクニカルトレード」を使わなければ、

トレード力は古代の猿と変わらないということです。

せっかく目の前に【最強の道具】が落ちているのに、
それを使わない手はありませんよね?


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